iCloneとCINEMA 4Dの連携について

ちょっと仕事の関係でiClone+3dxchangeとCINEMA 4Dの連携をテストしましたが、なかなかいい感触でした。ムービーは、C4DでモデリングしたキャラクタをiCloneでアニメをつけて思っていっただけのものです。iCloneは登録されているモーションを組み合わせて、キャラクタを動かすソフト。豊富なモーションを組み合わせてアニメーションを作るもので、Poserと競合するような感じ。

ただ、本体だけだとFBXの読み書きができないので、ファイル変換用の3DXchangeが別売されている。このソフトを使うとC4Dで作ったモデルもかなり簡単に動かすことができた。手順としては、以下のとおり。

  1. C4Dでモデリング下キャラクタにリグを仕込む。今回はキャラクタオブジェクトのMoCap用のリグ(Daz)を使用。
  2. FBXでエクスポート。設定はデフォルトのまま。
  3. FBXを3DXchangeで開いて、どのジョイントが腕や足なのかそういった構造を指定。ただし、Dazのリグを使っていると自動認識してくれた。
  4. ポーズのキャリブレーションを行い、初期ポーズを修正。基本的にTポーズが前提のよう。手が下に下がっている場合はT字にしてやる必要がある。ただしこの修正はすべて3DXchangeで行える。
  5. 修正が済んだらiCloneに送ってモーションを設定モーションを書き出し。再度3DXchangeでキャラクタにモーションを設定してFBXで書き出し。
  6. 元のC4Dのシーンに書き出したFBXをマージ。マテリアル設定は下の設定を使いたいので、元のキャラクタに設定されているウェイトタグを削除して、読み込んだFBXのキャラクタのウェイトタグに差し替え。これで元のマテリアルのキャラクタのリグがFBXのものになるので、後はレンダリングするだけ。

今回は、リグの仕込みからキャリブレーション、動きの設定を20分くらいで完了。もちろんウェイトが破綻していたり、キャリブレーションをちゃんとしていなかったので、めり込みなどがあるが、キャラクタにモーションをつけるのが20分というのは驚異的。今回キャラクタオブジェクトつかったけど、手動でジョイントを組んでウェイト設定すればStudioじゃなくてもできるはず。

GWはこれでちょっと遊んでみるつもり。