DELL XPS15レビュー(1)

デル アンバサダープログラムのモニターに選ばれXPS15をお借りできたので、XPS125と使ってみた感想を紹介します。



お借りしたマシン

  • XPS15
  • CPU: Core i7-7700HQ 2.8GHz(ターボブースト時3.80 GHz)
  • メモリ: 16GB
  • GPU: NVIDIA  GTX 1050 4GB GDDR5
  • モニタ: 15.6インチ 4K Ultra HD (3840 x 2160) InfinityEdge タッチ

クリエイティブワークにうれしいディスプレイ

AdobeRGB100%カバーということで、やはりかなりきれいだし発色がいいですね。解像度は4K UHD(解像度は3840×2160)ですので、流石に4Kで100%だと15インチでは文字が小さすぎて作業ができないです。175%~200%拡大表示が作業スペースも広く個人的に一番しっくりしました。モニターの縁がかなり細いせいか、モニタを閉じているときは小さく感じ開くと大きく感じます。今回お借りしたものが4kで解像度を上げているので、特にそう感じるように思いました。

Cinema 4DやAfter Effectsでもかなり快適に使えます。画面解像度の高さは映像系だけでなくPhotoshopやIllustratorでもかなり有効だと思います。

ただ、調べたところハードウェアキャリブレーションには対応していないのか、XliteやSpyer5などではちょっとしたコツなどが必要があるようでした。

モニターに関してはこれまで使ってきたMacBook Pro Retinaと比べても快適でした。ただ、惜しいのがWindowsのフォント周り。やっぱりデザインが良くなく上に読みにくい点。これはDellさんのせいじゃないのでしょうがない。

タッチパネルについては、それほど使わないかな。外出先でお客さんと話しながら画面をいじったりするときに悪くないかなと思いましたが、自分の用途だとそこまで使わないような気がします。ただ、Illustratorがタッチパネル対応なので、専用のレイアウトに切り替えるか聞かれました。

CPU / GPU(グラフィックスカード)

クリエイティブな作業用にノートを選ぶ場合、スペックを上げるとゲーミングマシンかワークステーションになってしまうので、出張や勉強会にもっていくとなるとかなり辛いのとPCのデザインがやっぱりよくない。XPS15なら2kgを切っているし、デザインもかなりいい。かといって、デザインのいい15インチのノートでGTX 1050以上を載せているものはなく、インテルHDグラフィックがほとんど。XPS15は、NVIDIA® GTX 1050(4 GBメモリ)、これもGPUレンダラーでガンガン回すというのでなければ、日常的な仕事なら十分。ProRenderもそれなりに使える点は大きいと思います。Unreal Engineなどでハイエンドなゲーム開発までは無理でも、それなりに使えるレベルではないかな。

CPUについても、Core i7 2.8GHzでターボブーストなら3.8GHzなので、レンダリング用途でも使えそうです。

メモリ

今回お借りしたマシンのメモリは16GBですが、このマシン最大で32GBまでメモリを積むことができます。残念ながらDELLのオンラインショップでカスタマイズして32GBに増やすことことはできません。その場合、自分でもメモリを購入して交換する必要があります。ただ、メモリを増やせるというのは、レンダリングでどうしてもメモリ不足が生じた場合、対応できるというのは安心感が違います。

ちなみに、筐体が同じワークステーションのPrecision 5520を選択するとフルカスタマイズして増やせます。