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Cinema 4Dでキャラクターモデリング



はじめてのCinema 4D改訂第2版

2017年にCinema 4Dでキャラクターモデリングをやるチュートリアルがないということでこの記事を書きましたが、2018年12月に初心者向けのキャラクターモデリングからリグのセットアップとポージングまでを解説した「はじめてのCinema 4D改訂第2版」が発売されました。こちらは、少しデフォルメされた2Dデザインからラフモデル、仕上げまでしっかり解説しています。こちらは実際の操作をしているところを最初から最後までビデオで見ることができるので、何をしているかわからないということはありません。

キャラクターアニメーションを考えている方はこちらもおすすめです。Cinema 4Dのバージョンが古いですが、アニメーションの操作やリグを自分で作りたい人にはこちらのチュートリアルがあります。

もう少しリアル寄りのモデリングをしたい方やさらに技術向上をしたい方は、以下の記事を参考にしてください。

Cinema 4Dのキャラクターモデリングのチュートリアルを探している人が多いですが、キャラクターモデリングの場合学ぶべきはソフトウェアやツールの使い方ではなく、ポリゴンの流れやアニメーションとして動かしやすいトポロジーはいかにあるべきかという点です。ですので、チュートリアルを探す場合は、Cinema 4Dにこだわる必要はありません。どのツールもポリゴンモデリングの場合どのツールも大抵同じようなツールや機能はあるので、大抵は何とかなります。

ただ、注意点としてCinema 4Dでモデリングする場合の前提として、ポリゴンモデリングのチュートリアルを探す必要があります。たとえば、ZBrushや3DCoatのようなスカルプトツールでのチュートリアルは参考になりません。(Cinema 4Dにもスカルプトツールはありますが、DynameshやボクセルといったCinema 4Dにはないツールを使っているので、手法としては参考になりません)

チュートリアルが参考にできるツールとしては、Maya、3ds Max、Blender、Lightwave 3D、Modo、メタセコイアあたりです。別のソフトのチュートリアルを参考にするときに考えるのは、説明されている作業をCinema 4Dでの作業に置き換えるということです。ポイントを移動しているのか、エッジを増やしているのか、面をつないでいるのか、言葉や手順・ツールは違ってもやる作業はCinema 4Dでも95%は再現できるはずです。また、時にはCinema 4Dのほうがかんたんだったり、複数の手順を1回でできることもあると思います。同じツールがない場合は、何のためにその作業を行うかを考えてください。そうすれば、一発で出なくても同じ結果は得られるはずです。

それでもCinema 4Dで学びたいという人はこちらにいくつかピックアップしました。

すべて英語のチュートリアルになります。

日本語でキャラクターモデリングを学ぶ

Cinema 4D以外のチュートリアルで参考になりそうなものをピックアップしました。

キャラクターモデリングタイプ

顔のモデリングの場合、大きく分けて2つのタイプがあります。一つはボックスモデリング/Box modelingと呼ばれるボックス(立方体)から初めてエッジを増やして行く方法です。こちらは、全体のシルエットを意識しながら細部を作りこんでいくタイプなので、全体のバランスがとりやすくトポロジーの流れも意識しやすいと思います。全体と細部の両方を常に意識する必要があります。

もう一つは、目や鼻などのパーツからスクラッチで作り上げていく方法です。パーツから作っていくのディテールを出しやすいのですが、パーツ同士のポリゴンサイズが一致していないとパーツ同士をきれいに繋げられなくなります。また、全体のバランスを後からしっかり見極める必要があります。

どちらがいいというのはありませんので、自分でやりやすそうだと思った方法を選んで問題ありません。

よく使うCinema 4Dの機能

キャラクターモデリングよく使われる機能をピックアップしました。他のツールでは名称は違っていても、だいたい以下のツールで代用できるはずです。