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クローナー

T.Miyata

図1: パターンを使ったデザイン

クローナーは、その名前の通りオブジェクトのクローン（複製）を作成して配列する機能です。複製と配列というとあまりピンとこないかもしれませんが、パターンを使ったデザインやテキスタイルはデザインでよく使われる手法です。この機能は、モーショングラフィックスはもちろん通常のモデリングや建築のシーン作成にも使えます。

図1（pattern_design.c4d）の場合、ハートのオブジェクトを縦横に8個ずつ複製、それらをランダムに回転して、色もランダムにしてます。これくらいのパターンであればクローナーを使わず、手動で複製して個々のオブジェクトに色の違うマテリアルを割り当てるのはそれほど難しくはありません。しかし、複製数や各ハートの間隔を変えたり、ランダムな色を差し替えようとすると大変です。しかし、クローナーであれば複製数や間隔もいつでも変えられます。

建築用途例: 一つの樹木を地形にランダムに配列、サイズもランダムに

クローナーには、複製方法に関する設定のクローンと、配列する方法に関する設定のモードの２つの設定があります。